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<努力は実る?>
高校を卒業するというのにも関わらず、特に内申書や履歴書に書けるような資格を持って
いなかったA君は、このままじゃまずいと一念発起。何かの資格を取ろうと決意しました。
そうはいったものの、部活ばかりであまり勉強をしてこなかったので、どの資格を取れば
いいかさえわからなかったA君は、偶然学内ポスターで漢検が学校で受けられることを知りました。
漢字なら覚えるだけだからなんとかなると軽い気持ちで申し込んでみたものの、問題集を開くと
チンプンカンプン・・・特に部首や熟語が全然できません。
肉体派のA君は理屈よりも練習と持ち前のガッツでひたすら反復練習をしようと決意し、
さっそくノートを買ってきました。
そしてひたすら参考書の漢字を書く、時々問題を解いてはまた書くの繰り返しでした。
猛勉強のすえ、Aくんは夏休み後半からの2ヶ月で漢検2級に合格したのです。
これで勉強に弾みをつけたAくんはそのほかの勉強にも身が入り、なんとの大学にも合格しました。
漢検はただ漢字の学習のみにとどまらず、勉強に対する意欲も引き立ててくれるものだと、
A君が言っていました。
<漢検だけなら>
高校時代は部活動一色の生活をしてきたBちゃん。恋はおろか勉強さえままならない3年間を
過ごしました。大学もスポーツでの活動が評価され推薦入学。勉強と正面から向き合うことのない
ままこれまで過ごしてきました。
それでも、暗記には自信があって国語ならなんとかなると思ったBちゃんは力試しに漢検を受けて
見ることにしました。力試しと言っても負けず嫌いのBちゃんは落ちるわけにはいかないと、
参考書を買って熱心に勉強しました。
見事準2級に合格しました。これくらいは当然と思うBちゃんとは裏腹、驚いたのは周囲の友人
たちです。「すごいね。合格したんだ?」「本当!?すごーい!」
周りが驚くのも無理はありません。Bちゃんは勉強が苦手で英語なんか悲惨なもの。「What
who is?」なんて平気で言うし、しまいにはニューヨークの首都はパリなんてとんちんかんな
ことを言う始末です。
そんなBちゃんも漢字は得意のようで、今回のことでさらにやる気が出たようすです。
次は2級に挑戦するそうで、もう新しい問題集を買っていました。
<公開会場で受験>
大学に入るまで漢字検定を受検したことのなかったCちゃん。高校2年生の妹が漢検2級に合格
したと聞いて自分も受験してみることにしました。
妹が合格したのに自分が落ちるわけにはいかないと意気込んだもののなかなか勉強が進まない
Cちゃん。結局前日に数時間集中特訓して臨むことになりました。
そこは一般公開会場で、繁華街の真ん中にあるビルの最上階でおこなわれました。ロビーにある
案内で受験番号を確認して教室に入ると、なんと一番後ろの隅っこで隣は空席!
Cちゃんは思い出しました。漢検を受験するか考えあぐねて、申込み締め切りギリギリに出願
したことを・・・受験番号が一番最後だったのです。
隅っこで回りに気が散らずに済むとは思いつつもなんとなく色々と考えてしまって緊張する
Cちゃん。試験中、教官が回ってきて受験票の顔写真と同じかどうか見に来るときには、
緊張がピークに。
その後なんとか試験を終えて、帰りにファーストフード店で自己採点して、2級合格ラインの
200点中160点程度の162点ほどしか取れていないことに気づいてまた動揺したのでした。
最終的には164点で合格したとのことですが、次からは余裕をもって勉強して、余裕をもって
出願すると心に誓ったのでした。